今回は冬に花を咲かせる「クリスマスローズ」をご紹介させていただきます。

クリスマスローズはキンポウゲ科の多年草です。
開花時期は12月~4月にかけてで、耐寒性が強く育てやすい品種がたくさんあります。
原産地は東ヨーロッパや西アジアで、現地ではクリスマス時期に開花を迎えます。
品種によるものの、日本では1月以降に開花するものが多い点が特徴です。
クリスマスローズという名前は、もともと「ヘレボルス・ニゲル」という品種のみに使われる英名でした。
それが日本では、ヘレボルス属全体を表す言葉として使われています。


クリスマスローズにはグリーンの葉を低く繋がらせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。
有茎種のクリスマスローズは、茎が立ち上がって葉を展開し、その頂部に花を咲かせます。
根茎は未発達で細い根が生えます。


無茎種のクリスマスローズは、葉柄と花がらが根茎から別々に直接出ています。
根茎は丈夫で太い根が生えます。


庭植えの場合は、水はけのよい、明るい半日陰に植えつけます。
秋から春までは日がよく当たる落葉樹の木陰が最適です。
鉢植えの場合は、10月から4月頃までは日当たりのよい場所で、5月から9月頃までは明るい半日陰で管理します。
過湿を避けるため、梅雨どきや秋の長雨には当てないようにしましょう。

庭植えの場合は基本的に水やりは必要ありません。
鉢植えの場合は、10月から5月までは鉢土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出るまでたっぷりと与えます。
6月から9月まではやや乾かし気味に管理します。
灰色かび病やハダニなどの病害虫には注意が必要です。



クリスマスローズは株分けでは大量に増やすことができず、主に種で増やしています。
しかし種で増やしても花色・花形・模様が安定せず同じ花は咲きません。
それがクリスマスローズの最大の特徴であり最大の魅力です。
ご自宅のお庭にぜひ植えてみてはいかがでしょうか?(^^)
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