今日はシンボルツリーにもおすすめの「ソヨゴ」を紹介します。

「ソヨゴ」は柔らかい印象が人気の常緑樹で、名前の由来は「風に葉がそよそよとそよぐ」ことからつきました。
成長が遅いため手入れは容易で、耐陰性・耐寒性に優れ人気が高い庭木です。
常緑中高木樹の「ソヨゴ」は日本原産で、日本の広い範囲で植栽可能の樹木です。
つやのある濃い緑色の葉っぱと赤い果実が魅力で、そのコントラストがとても美しいです。




初夏に長い柄の先に小さい白い花を咲かせ、その後に赤い実がつきます。
雌雄異株で5月~6月に目立たない白い花をつけ、雄花(※写真左)は散形状に3~8個開き、雌花(※写真右)は1~3個開きます。
実がつくのは雌株だけです。
実を楽しみたい場合は購入時に雌株かどうか確認が必要です。



育て方は植え付けして間もないうちは、土の表面が乾いたらたっぷりと水やりをします。
根付いてしまえば真夏の高温期以外は水やりは不要です。
西日の当たらない日当たりのよい場所が最適ですが、半日陰でも十分育ちます。
日当たりのよい場所だと実つきが良くなり、特徴の葉の波うちも大きくなりますが、夏の西日に当たると弱りやすいです。
半日陰だと実つきに劣り、葉の波うちも弱くなりますが、土壌の乾燥や葉焼けなどの心配が減ります。
土質は選びませんが、やや肥沃な土が好みで強い乾燥を嫌います。

ソヨゴには病気の原因になるカイガラムシやアブラムシがつくことがあります。
定期的な消毒、殺虫剤の塗布をお勧めします。
たとえば『スス病』を発症しているソヨゴはよく見かけます。
スス病は、カイガラムシやアブラムシの分泌物を栄養としてスス病菌が繁殖するために起こります。
植木の病気で多いのは、虫がついたことが原因で発症することが多いので、
直接植木への害がない場合でも、関節的に病原菌の繁殖を助ける生き物がいることで病気を発症するパターンが多くなるので気をつけましょう。

成長が緩やかでお手入れも楽な「ソヨゴ」
和風洋風どちらの住宅にもマッチする自然な姿も魅力です。
ご自宅のシンボルツリーにぜひ選んでみてはいかがでしょうか?
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