ここ最近気温の差が激しいですが皆様体調を崩されたりしていないでしょうか?
すっかり肌寒くなり秋真っ盛りですね。
秋と言えば・・・「食欲の秋」「スポーツの秋」「芸術の秋」など色々ありますが皆様は何の秋ですか?
私は断然「食欲の秋」です!でもついつい食べ過ぎてしまいがちなので注意しないとダメですね・・・。
そろそろ紅葉も綺麗な時期になってきますね。
あっという間に冬がやってきそうなので、今のうちに秋を思う存分満喫したいですね。
 

さて今日は、そんな秋にちなんだ「金木犀」をご紹介します。
秋になると学校帰りなどに道を歩いていると、金木犀の香りが漂っていたという記憶がある方もいるかもしれませんね。
「金木犀」はジンチョウゲ、クチナシと並ぶ「三香木」のひとつです。
公園樹、生け垣、記念樹や鉢植えなどいろいろなシーンで利用されています。
樹高5〜8mになる常緑小高木で、9月下旬から10月中旬に、オレンジ色で強い芳香のある5mm程度の小花を枝に密につけて咲かせます。



「金木犀」は芳香剤としてもおなじみの強い香りを放つ花が特長です。
遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていました。
オレンジ色の小花をいっぱいにつけた姿は、日差しを受けると名前の通り金色に輝いて見え、秋の風物詩となっています。
食用にもなり原産地・中国では花を砂糖漬けにしたり、リキュールにしています。鹿児島ではキンモクセイの葉をお茶として楽しまれています。
 



「金木犀」は「銀木犀」の変種と言われています。そのため木犀と言えば、一般的には銀木犀のことを指すとも言われているようです。

《花の違い》

金木犀⇒10月ごろにオレンジの花を咲かせます。花が密集して咲いているのが特徴。
銀木犀⇒10月ごろに白い花を咲かせます。小枝の先端にひとつずつ花を咲かせているのが特徴です。金木犀に比べて花の数は少ない。
金木犀は10月にしか見られませんが、銀木犀は年に数回花が咲くことがあるようです。

《葉の違い》

金木犀⇒葉っぱはトゲが大きくて先端が尖っているのが特徴。
銀木犀⇒葉っぱはトゲが細かく、全体的に丸みを帯びていて表面もつやつやしているのが特徴。

《香りの違い》

金木犀も銀木犀もその香りが特徴的です。
ただし、その強さは金木犀の方が強く、銀木犀が弱いとされています。
銀木犀は近くに行かないと香りを感じないとも言われています。




「金木犀」は水はけが良く、肥えた土壌を好みます。
根の深さが、浅めの樹木のため、水切れをおこさない程度の適度な水やりが大切です。
地植えの場合は、土壌に根づいていれば水やりの必要はほとんどありません。
鉢植えの場合は、土の表面が乾燥しているタイミングで、しっかりと水をあげましょう。
鉢の土が乾燥しがちな夏場は、水切れをおこさないよう、土が乾いたら水やりをし、冬場は根腐れを防ぐためにも水やりを控えめにするのが、上手に育てるポイントです。
肥料は2~3月頃に有機肥料を中心に与えます。化成肥料を与える場合は、固形の物を選びましょう。
リン酸成分を多く含む肥料を与えると、花づきが良くなりますよ。


「金木犀」のかかる病気としては、主なものとして「褐斑病(かっぱんびょう)」「先葉枯病」「炭疽病(たんそびょう)」「うどんこ病」と4つあり、どれもカビが原因の病気です。
いずれも、発見したら早い段階で葉を取り、広がるのを防ぐと良いようです。
また、地植えは基本的に水やりは不要ですが、病気のような症状は見当たらないのに葉が落ちる場合には水不足も考えられます。
周りに芝生を植えている場合にも、水切れの注意が必要です。



「金木犀」いかがでしたか?
一週間ほどで散る可憐な花。
甘い香りで秋の訪れを知らせてくれる「金木犀」。
育て方が簡単で丈夫な木なので、初めての方にもおすすめです。
シンボルツリーとしても人気の「金木犀」を、ぜひ庭やベランダで育ててみてくださいね。

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